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老人をなめんなよ

先週、飛行機で移動中、久しぶりにアル・パチーノを観た。

ミッドナイトガイズ   リンク

おじいちゃんパチーノは、ゴッドファーザー、スカーフェイス、ヒート、の狂気はないかなぁ。
そんななか、共演のクリストファー・ウォーケンがとっても良かった…
老境のね、処し方、というかな。
視線が特にいい。

キャッチ・ミー・イフ・ユーキャンも観てみよう。

今日は2回目のワクチン接種。
頭も腕も痛くて、腰もおかしく、熱も出てきた、、、

ような気がするだけで、今んところはモデルナアームだけ。
たまには老境も役に立つ、、、
と期待している。

「さ、帰ってビール飲もー」と腰を上げると、一足先に2回目のワクチン接種を終えた学生たちが、「酒は駄目ですよ!」と脅してくる。

馬鹿だな、明日、晩酌できなくなったら困るだろ!

試験場にいた頃、M橋さんが「明日できることは、今日やらない。」と言っていたのをとてもよく覚えている。

当時はよくわからなかったけど、今は健やかに暮らすための心構えを言っていたのだろうと思っている。

9.11のテロが発生した時、居室の両端で二人仕事していたけど、あれは水曜の晩の9時。
明日できない仕事に追われていたのかしらん。

あれから、「今日できることを明日にしない」という気持ちで暮らすように、ちょっとだけ心がけている。

「今日のビールは明日にしない」

学生も(少なくとも院生は)そういう気持ちで日々の実験に向き合っていただきたい。

けど、ちっとも伝わらないんだな。
なんだか微熱が出てきたぞ。

ワンミュージック

気になっていた、研究室ミュージック考。
山麓エクスプレスを拝見して、再び思う。

試験場に採用になった頃、採卵後の検卵やと場卵巣の卵胞吸引の時、ラジカセから音楽が流れていました。

もちろん、夜中の核移植では中島みゆきと浜省が、欠かせないマテメソの一部。
あと、Sさんのカントリーとか。

あの頃、北大獣医の繁殖学教室にでは、昼間からガンガン音楽が流れていて、心の中で「おぉ~」と感嘆したのも懐かしい記憶。

学生だった頃、教員四名が共同で使う実験室、数十人の学生の集まる学生部屋、音楽を流すというカルチャーはありませんでした。

平成の時代、音楽って皆んなで聴くものだった気がします。
ちょっと、周りに気を遣わなきゃならないのも、距離感を身につける良い手段というか。

大学に戻った当初、実験室には古いラジカセからラジオが流れていた(時代はまだ平成)。
いい研究環境だと思った。

そして、時は令和。

みーんなBluetoothイヤホンで音楽を聴いている。

実験中も。

なんだか無視されそうで、声をかけるのも憚られる。
96ウェルいっぱいのPCRを仕込む時なんかは、集中するためにむしろオススメなんですけどね。

皆んなでひとつの曲を聴くことで生まれる連帯感は死んだ、と思う。

さて、私も真似してTwitterに移行しよう。

https://twitter.com/animrepinohk 

学科のSNSとホームページの管理を担当していて、さらに私的なSNSを始めることになんとなく抵抗があったんです。

でも、若手の先生にバトンタッチしつつあって、これは良いタイミングかもしれません。

学生はインスタが中心なので、Twitterはちょうどいい感じかも。

我が家のサクランボは、剪定の後の誘引を失敗して「パキッ」っと枝が折れてしまったのですが、なんとか頑張ってます。



甘い実がつくといいな。

新たな環境

春になり、家族もそれぞれ環境が変わって、なんだか大変そうです。

夕飯時に細かいことを言うと、かみさんに「みんなストレスが溜まってるから、色々言うな!」と怒られてしまいました(泣)

娘が、朝一番の汽車で通学するようになり、お弁当持ちになりました。

お陰で、私も毎日お弁当があたることになりました。



大学では、お昼をゆっくり食べる時間はまずなくて、昼抜き、もしくは急いでカップラーメンをかき込むことが大半。

でも、最近は塩辛いのがどうもダメで、さっぱりしたものが食べたくなるんですよねー。

一週間分のおかずをまとめて作っておいて、毎日夜のうちに翌日のお弁当を作るのだとか。

長く続くことを祈りつつ、ひとり、パソコンを睨んでお弁当をつまむ今日この頃。

今日は研究助成の申請書を脱稿。
まぁ、厳しいとは思いますが、申請しないことには、ですし。

明日は、授業が2コマ。
合間を見つけて、Sさんに依頼されてお引き受けした集中講義の準備も進めなければ。
準備、間に合わなかったらどうしよ、、、という恐怖。

よその大学で、大失敗だけは避けなくては…

筋斗雲に乗って

4月、新学期開始まで待ったなしになってきました。

ここ何日か、懸案の論文をまとめ上げようと、時間をやりくりして実験を進めていました。
卒論の中で完成させたかったのですが、理想通りにはいきませんねぇ。

担当の学生は帯広に進学してしまいました。

というわけで、定量系の立ち上げも含めて2日で3遺伝子を解析しました。
まだ、腕は鈍ってないぞ。ふふふ。



その次は、免染。



本当はテーマを引き継いだ後輩に頑張って欲しいのですが、中途半端な部分だし、急ぎということもあって自分の手を動かすことにしました。

近頃、やっぱり、研究職というのは世の中に無くてはならないもだなぁ、と感じています。(研究する事が本分という意味で)

世間では、研究者イコール大学教員というイメージが強いかもしれません。

大学教員といっても色々で、皆んなが研究に没頭できるわけではありません。

自分で実験をするために一日使えるなんて、奇跡に近い。

じゃぁ、研究所や試験場の研究員が自由気ままに研究をしているかというと、それもまた違うんですけどね。

やっていい研究や、やるべき研究の制約という意味では、大学の方が自由度が高いですけど。

何処にいても、お釈迦様の掌の中です。
突き当たりるのが人差し指か、中指かの違いです。

申請していた外部予算が不採択で、薬指にも突き当たりました。
別な申請書も書かねばなりません。

数週間前にcDNAをしたときにも気になっていたのですが、どうも逆転写酵素がやたらと余っています。

セットになっているDNaseが無くなって、逆転写酵素だけが余ったようです。
そのまま、黙って次のキットを開封したな。

しかも2つも。

この冬、怪しいリアルタイムPCRのデータが大量に上がってきて、全部お蔵入りになりました。

こりゃ、逆転写で何かやらかしたなと思った感が当たりました。

本当は、もっときっちり実験を見てあげるべきでした。
大学教員なんで。


ヒトクギリ


土曜日の今日は、今年度最後の、そしてすでに次年度の入試に向けての(オンライン)キャンパスツアー。

朝、家族を起こさないように1階に降りると、娘がパン焼きを終えて2階に上がるのとすれ違い。

ひとり、コーヒーを落とし、娘のパンを食べて出勤。
名も知らぬパン、なかなか美味しかった。



今年度務めた学科の主事。
3月を数日残すものの、今日で実質終了。

通常は2年でワンクールの仕事ですが、今年度は補職の任期改訂の谷間で、1年でお役御免。
ありがたや~

花とケーキまでいただいてしまって、恐縮。

わずか1年でしたが、学科のことを考える機会を得たことと裏腹に、一本も論文を書く事ができませんでした。

さぁ、これから頑張って論文書こう!、と思って筆を進めると、あれも、これも、と足りない部分が浮き上がってきます。

新しい仕事が降ってくる前に、少しでも頑張ろー