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J、OZ(AUSSIE)、C

厚生労働省から食品安全委員会に「体細胞クローン牛とその後代の安全性評価」が諮問されました。どの新聞にも載ったのかと思いましたが、日経BPのメールマガジンによると一面トップは読売だけみたいですが。

科学的には安全なことはわかっていたわけで、安全性試験などのデータを積み上げて一般にも受け入れられる冷静な判断をするしかないです。何処もクローンの研究は店終い状態ですが、少なくとも産まれたクローン牛は普通の牛だというコンセンサスが社会に形成されると科学的には追い風になりますね。

食肉業界は何とかビーフと名前をつけるのが好きですね。オージービーフは米国産牛肉(USビーフ?)問題もあって定着していますが、Jビーフは最近耳にしません。かつては受精卵クローン肉をCビーフと称していましたが、そもそも流通がないので消滅してしまいました。こういう広告費用ってバカにならないと思いますが、発案者は「こんばんはJビーフにしよう!」とか「安全安心ならJビーフだよね」とかいう会話が家庭でなされると本気で思っていたのでしょうか。

個人的にはクローン技術を使ってまで牛肉を食べたいと思いませんし、いずれにしても今の効率ではコストが高すぎで「美味しくて安い牛肉」には成り得ません。やっぱり、種雄牛の選抜のためにクローン牛を生産して、本牛をそのままにクローン牛の肉質を評価するというのが、日本にとって最高の技術応用と思われます。となると、わかりきってはいますが、クローン牛肉の安全性云々よりもクローン牛の生産効率をあげることが大前提ですね。

生産効率が数%ということは、100個の受精卵を移植して数頭の子牛が産まれるわけですから、数字だけでみれば成功率が低いとはいえひたすら作業を繰り返すことで必要な頭数の子牛を生産することはできます。ただ、9ヶ月以上もかけて母牛のお腹で大きくなってやっと産まれた子牛に異常があったり死んでしまったりするのを目の当たりにすると、そこまでして種雄牛生産を効率化しなければならないのかと当惑します。でも、そういう技術が切望されているのも確かです。

まずは、どんなに効率が低くてもいいので分娩までいったクローン子牛はみんな元気で普通に育つ技術ができるといいですね。そうすれば、技術者はひたすら不眠不休でクローン胚を生産すれば目標は達成できるわけですから。実社会での応用のみを科学の成果としてみる昨今、食肉にできない体細胞クローン牛の研究はこのままお蔵入りになってしまうのかもしれません。そうすると、今まで投入した研究費やCビーフの広告費用はどうなるのか。何とか元を取るくらいまで研究を仕上げられないものでしょうか。

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