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低温科学に歴史あり

「チョウは零下196度でも生きられる―生きものたちの驚異の超能力 」(太田 次郎、PHP文庫)

なんてキャッチーなタイトル!
図書館でこのタイトルをみて、通り過ぎることができなかった私。
チョウでも凍結できんの!?牛の体外受精卵を凍結するのにこんだけ苦労してるのに!!

何でも、エゾシロチョウの幼虫は、冬になると体内のグリセリン濃度を上げて耐凍性を身につけているらしいです。過冷却になって、細胞外凍結を起こし、細胞内の水分はゆっくり脱水されていくみたいです。
これは、受精卵の凍結と同じじゃん。
イヤァ、チョウってすごい。でも、体内のグリセリン濃度が高ければどんなチョウでも大丈夫なわけではないみたいなので、それほど単純な機構でもないようですが。

エゾシロチョウ、凍結、でググると、北海道大学低温科学研究所の朝比奈 英三先生の1970年代の論文がたくさん出てきます。
チョウの幼虫の凍結研究は、大変興味深く読むことができます。
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/17800
0.5/minでゆっくり-30℃まで温度を下げるとよかったりするところは受精卵の凍結にそっくりです。
-30℃まで下げて、-5℃まで戻してまた-30℃まで下げると、羽化率が高くなったりするみたいです。
無知で恥ずかしいことかもしれませんが、こういう低温科学の研究も相まって牛の受精卵の凍結技術も進化してきたのでしょうか。

ちなみにこの本にはAFPの話しもチラリとでています。

私の体外受精卵の凍結はといえば、やはり発生培養の5日目にアレを培地に加える方法で何とか耐凍性を得る方法で乗り切りたいと思います。GW明けころに移植試験があります。
審判の日は近い。

明日は十勝ETネットワークであります。
私の話は小難しいので立ち位置の幅広い集まりで話すのは気乗りしませんが、少しでも興味を持ってくれる人がいればと思います。

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