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新得地鶏 meets きりたんぽ、黄体その2

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今夜は町民還元の新得地鶏と残っていたきりたんぽで鍋となりました。
きりたんぽとしては比内地鶏が来ると思ったら新得地鶏との初遭遇だった、というところです。
美味しかったので食べ過ぎました。

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さて、黄体の話しの続き。

「雌牛における胚の発育とインターフェロンτ生産へのプロジェステロン補充時期の影響」

G.E. Mann, M.D. Fray, G.E. Lamming (2006) The veterinary Journal 171:500-503

非泌乳期のホルスタインにおける初期胚の発育に対するプロジェステロン補充のタイミングの影響を調査した。試験牛はプロスタグランジンの投与後72および96時間後に人工授精され、無処理のコントロール(n=6)、day5~9までのプロジェステロン補充(Early; n=6)およびday12~16までのプロジェステロン補充(Late; n=6)にわけられた。血漿サンプルは、day16間で毎日採取され、胚の採取とインターフェロンτ活性の測定のために屠殺時に採取した生殖器を還流した。EarlyおよびLateともに、血漿プロジェステロン濃度が有意に上昇した。Earlyは採取した胚の栄養膜細胞の長さが4倍であり、インターフェロンτの子宮内濃度が6倍高かったが、Lateでは差がなかった。これらの結果は、黄体期の後半ではなく、排卵後の上昇期におけるプロジェステロンの補充は胚の発育とインターフェロンτの生産を促進することを明らかにした。


この研究では、人工授精後にCIDRを挿入して血中のプロジェステロン濃度をあげていますが、黄体形成の初期にプロジェステロン濃度を上げてやると胚が良く育つ、というわけです。良く育った胚はインターフェロンτを良く出すので受胎性も高いということになります。

ここで、前回紹介した論文を思い出してみると、day5の黄体はサイズが大きいほど血中プロジェステロン濃度が高くなることが示されていました。
今回紹介した論文では、day5からCIDRを使ってプロジェステロン濃度をあげてやると胚が良く育つ、、、、

ここで気になるのは、早く高くなったプロジェステロン濃度は何に作用して胚の成長を良くするのか???ということです。

過剰排卵では、供卵牛の卵巣には黄体が複数個あるので、採取された胚は黄体初期からプロジェステロン濃度が高い環境にあったはず。
プロジェステロンが胚に直接作用しているなら、つまりday5の頃の胚が高濃度のプロジェステロンに曝されることが大事なのだとしたら、過剰排卵で生産した胚は他の牛に移植しても良く育つのだろうか??

それとも、プロジェステロンが母体に何かの働きをしているのだとしたら、day5に黄体検査をして黄体の大きい受卵牛を選んでやれば、受胎率が高くなるのか???

この話はまたまた続く~(かもしれない)
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