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双子が増えてる?

めずらしくまじめな話。
最近、高泌乳牛が双子を分娩することが増えているという噂があります。そもそもウシの双子率は1~4%と低いので、本当に双子率が変化しているかを調べるのはなかなか難しいと思います。
でも、双子のうちの半分は♂♀の組み合わせなわけで(一卵性はさらに少なく0.01%程度)、雌のほとんどはフリーマーチンであり、繁殖能力がないことになります。これが高泌乳牛の子牛に増えているとしたら酪農家は辛いですよね。

こんな論文があります。
Mechanisms that prevent and produce double ovulations in dairy cattle. Wiltbank MC et al., 2002 J Dairy Sci 83:2998-3007.

彼らによると、乳量40kg/日で分けると、>40kg/日ではダブル排卵率が20%、一方≦40kg/日では7%であり、高泌乳牛で双子が生まれるリスクが高いそうです。
してその心は、高泌乳牛=多給=肝臓血流量増加=ステロイドの代謝亢進=卵胞からのエストラジオールが分解される=負のフィードバックが働かない=FSHは高いまま=優勢卵胞がふたつできる=みごとダブル排卵!

ちょっと肝臓のあたりが苦しい理論ですが、実際給餌は肝臓の血流量を増加させています。面白い仮説だなぁと思った次第です。(H)

コメント

とても興味深いですね。高泌乳牛群で双子率が20%以上の農場、結構あると思います。フリーマーチンの♀使えるかどうか検査を依頼する飼主はよく搾っている所ばかりです。
双子を産んでも、それを育てられるだけの乳量が期待できる。だから卵巣が安心してダブル排卵してしまうのかも?!

2006/08/07 (Mon) 01:43 | 豆作 #- | URL | 編集

鶏の卵が双子だと嬉しいんですけどね。

>双子を産んでも、それを育てられるだけの乳量が期待できる。だから卵巣が安心してダブル排卵してしまうのかも?!

なるほどー。それ面白いですね。
これで♀♀を生んでくれれば頼もしいダイナマイト母ちゃんって感じなんですが。

血液キメラかどうかを染色体やPCRで検査してフリーマーチンを安定しているわけですが、キメラなのに繁殖能力がある♀子牛がわずかながらいます。こいつらは通常フリーマーチンとして肉用に処理されると思いますが、本当の意味でのフリーマーチン検査って需要あるのでしょうか?まぁ、費用と労力しだいでしょうか。

2006/08/07 (Mon) 12:39 | H #- | URL | 編集

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