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月の満ち欠け

ここしばらく分娩監視シフトが組まれています。そしてシフト表の下の方には満潮の時候表がつけられています。やっぱり牛も満月や大潮の日に分娩することが多いのだろうかと思ってちょっとPubMedを引いてみました。

『The effect of the lunar cycle on frequency of births and birth complications.』Arliss JM et al., 2005 Am J Obstet Gynecol,192.

彼らはノースキャロライナで5年間に出産した(ヒトです)564,039例を調べたところ、出産の頻度、経路、難易度など一切月の満ち欠けとは関係なかった、したがって予想されたようにこの俗説を証明するものはなかった。としています。

ひょっとすると緯度の影響とかもあるのかなと思います。しかし、よく考えてみると人間の月経周期や妊娠期間が月齢と一致するなどという報告はとても独りよがりな考えで、では他の牛やネズミや鶏はどうなるの?ということになりますね。やっぱり根拠のない俗説なんでしょうか。

ちなみにうちの子供は満月の翌日に産まれました。満月の前後は分娩ラッシュで大変だと看護婦さんがもらしていたそうです…(H)

コメント

俗説と統計

56万4千例はすごいですね。有意差は出なかったのですね。
月の満ち欠けなら、世界共通ですが、潮の満ち干は海の近くの町でしか調べられない。
我が町の一部の馬屋さんの間では潮が満ちてゆく時に出ると言う俗説がまだ残ってます。じゃあ富良野の人はどこの港の潮位を見るのかと言う私の質問にはだれも応えてくれないのです(笑)。

2006/09/03 (Sun) 02:31 | 豆作 #- | URL | 編集
>豆作先生

月の引力とかnetで検索するととんでもない数の話が見つかりますね。馬や牛はさておき、人間の場合精神的なものもあるような気がします。『もうすぐ満月だから生まれそうな気がする!』と真剣に言っている妊婦さんがいました。月が満ちて満月になっていく神秘的な感じに影響されるんでしょうか。馬や牛は、夜は厩舎や牛舎のなかなので月は見上げてないと思いますけどね。窓から覗いてたりして。

2006/09/05 (Tue) 09:19 | H@家畜繁殖夜話 #- | URL | 編集

 かつて3年間で1000頭以上の軽種馬の分娩時刻をアンケートしたことがあります。初乳の質の調査でした。
 副産物として、分娩時刻のピークは21時から24時の間。月の満ち欠けとは無関係であると思われました。
 日が暮れたら早く生む。夜が明ける前に子馬が走れるようにならないと危険。というのが草食動物の本能なのでしょう。
 
リンクさせてください。

2006/09/12 (Tue) 09:24 | hig #- | URL | 編集
>hig先生

なるほど、闇に紛れて産もうという本能ですか。それは考えませんでした。動物を管理する側としては、明るい時間に産まれてくれるほうが手厚い看護を提供できるのですが…。本能はそう簡単には忘れないんでしょうね。

2006/09/12 (Tue) 12:48 | H@家畜繁殖夜話 #- | URL | 編集

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